カメルーン便り

 

 カメルーン西部州・北西州の王国と自然を5回にわたりご紹介します。 前回をご覧になりたい方はこちらをクリックしてください。

 

カメルーン西部州・北西州の王国と自然(その3)

(2012年4月末に大使館員がプライベートで訪問)

 

西部州チャン(Dschang)とマミワタの滝

 チャンは標高約1,400mにある町で、とてもさわやかな気候で、テニスコートやプールのついた保養施設(ホテル)があり、夏の避暑地を彷彿とさせるものがありました。

 保養施設のレストランで遅めの昼食に鶏肉とプランタンの揚げ物を注文しました。プランタンは調理用バナナとも呼ばれ、通常のバナナよりも甘みは少なく、弾力性があります。保養地のためのんびりしているのか、料理が出てくるのも非常にのんびり。仕事の骨休めで訪れていたオランダ人と談笑しながらのんびり待ちつつ、次の目的地に行きたかったので食事は素早く済ませました。
 食事を終え、次は郊外にある「マミワタの滝」“mami wata fall”いう場所を目指しました。

 マミワタの滝へ向かう道路は山間部にあり未舗装道路で非常に悪く、激しい振動に耐えながら1時間近く車を走らせます。
 所々分かれ道があり、看板も見あたらないので、すれ違う住民に道を尋ねながら、奥へ奥へと進んでいくと、事務所らしき場所を発見。事務所は無人で見学は無理かもと一瞬あきらめかけましたが、事務所の門に電話番号が書かれており、電話をかけて見学したいと話すと、迎えに来てくれることになりました。しばらく待つとおじさんがバイクに乗ってやってきて、ガイド料として1人2,000FCFA(約300円)を支払い、案内してもらいました。
 まずは滝の上部から見学しました。時期的に水量が少なく、あまり迫力はありませんでしたが、「水量が少ないから滝の間近まで行けますよ。」と促され、早速滝下へ向かいました。滝下は聖なる場所とされているらしく、滝の水を浴びると子宝に恵まれるという言い伝えがあるそうです。

マミワタの滝


 農作業を終え、農具を抱えて家路に向かう女性たちを目にしながら、一日目のスケジュールはこれで終了しました。


西部州バフサム(BAFOUSSAM)

 バフサムは西部州の州都で人の往来も多く、とても賑やかな街です。
 一泊目の夜は『タロテル(Talotel)』という結婚式場としても利用されるホテルに宿泊しました。
 チェックインを済ませ、街中を散策し、ホテル内のレストランで夕食をとりました。メニューはカメルーン料理(パン、ンドレ、肉や魚の煮付け、芋類、プランタン、バターライス、パイナップルなど)のビュッフェスタイル。食事を済ませ、シャワーを浴びようとすると、部屋のお湯が出ないというトラブル。幸いホテルがボイラーをつけ忘れていただけのようで、無事シャワーを済ませ就寝できました。

二日目、朝8時出発で、バムーン(BAMOUN)王国を目指します。


 次回はバムーン(BAMOUN)王国についてです。お楽しみに。