【草の根無償】カメルーン南部における先住民児童の教育支援として 4,200 万 CFA フランを供与

令和7年12月3日
記念撮影
握手の様子
南大使のスピーチ
握手の様子
 2025年11 月 26 日、日本とカメルーン環境・開発財団(FEDEC)は、カメルーン南部州のロロドルフ市における先住民および貧困家庭出身の中学生のための寄宿舎建設に向けて、63,670 ユーロ(約 41,765,000 CFA フラン)の草の根・人間の安全保障無償資金協力案件に関する署名を行いました。
 
 本案件(案件名:「ロロドルフ市脆弱な先住民中学生のための宿舎建設・整備計画」)は、先住民およびその他貧困層の子ども達により安全で良好な学習環境を提供すべく、案件実施団体である FEDEC が近代的な寄宿舎を建設するものです。寄宿舎の大きさは465平方メートルで、100人の生徒の受け入れが可能となります。これは、現在運営している寄宿舎の受け入れ人数から2倍増となります。
 
 これまで先住民の子どもたちは、町に宿泊施設がないために就学を続けることが困難でしたが、本案件により、より安全で広く、包摂的な学習環境を提供できるようになります。こうした改善は、子どもたちの就学継続率の向上や学業成績の改善に大きく寄与することが期待されています。
 
 本案件は、日本政府の「草の根・人間の安全保障無償資金協力」(主に人間の安全保障の強化を目的とするODAスキーム)によって実施されます。贈与契約の署名式では、FEDEC代表から日本による支援に対する感謝の言葉が述べられました。
 
 日本は、カメルーンの長年のパートナーとして、同国の開発を継続的に支援してきました。日本のカメルーンにおける協力に関する詳細につきましては、「開発協力」ページをご覧ください。